LOCOMOTION LOCOMOTION
さかな   インディーズ・メーカー   インディーズ・メーカー  
これはよい!
にわか「さかな」ファンですが, これはよいです.
ヘビーローテーション中です.

ぱっと聞いた印象は, UAと矢野顕子をたして2で割ったようなボーカルです.
魂で歌うような, 歌うことで何かを解き放つような感じです.
詞がメロディに絡む具合が心地よいです.
ギターの音が生っぽく, 艶っぽくてよいです.

夜に飲みながら浸れます.


初めてのさかな。
このアルバムで初めてさかなを聴いてみました。ボーカルにかなりの個性があって、それを好きになれるかどうかが評価の分かれ目だと思います。独特の唄い方で素直に歌いません。音符一つ一つに対して止めたり、伸ばしたり、上げたり、下げたり。流れるように繋がっていきません。全編を崩しで綴っていく感じかな。一聴調子っぱずれに聴こえますが実際にはかなり歌の巧い人だと思います。比較的素直に唄った『Love Singer』にこのボーカルの素性の確かさが伺えます。音楽の中に自分を浸してその中で浮かぶような聴き方がさかなには合うと思うんですが自分にはこのスタイルがどうしても作為的に作られたスタイルに聴こえてしまいのめり込んでいけないんです。でも気になる音なので少し遡って聴いていきたいと思います。

その後『Blind Moon』『夏』『水』『マッチを擦る』と聴きました。聴いた事が無い音楽を嫌いの一言で済まさせないものをもってます。この退廃的なムードはシャンソンやゲンスブール等のフレンチポップのそれか?歌うというより詩吟?文学に近いかも。自分達流のビートニク?70年代フォークの音も聞こえる。実も蓋もないけど80年代アングラの匂いがぷんぷんする。っと、まあ、共通項をくくりだして解を出そうとするけど答えは出ず。彼らの音楽はどこにも依らないさかなと言うジャンルの音楽だろう。その独自性から聴く人を選ぶ。好きな人はどっぷりはまれるだろう。それと同じかそれ以上に受け付けない人も作り出してしまう。自分は...はまれない人間の一人です。稀にふと聴きたくなる時があるけど。
洗練された「さかな」の集大成だと思う。
2004 年に高橋健太郎氏の Memory LAB レーベルよりリリースされたアルバム。

高橋健太郎氏がサウンド面で参画してきた 「リトル・スワロー」 あたりから明らかに さかな の音楽が
洗練されてきている。言葉を変えると 「聴き易く」 なっていると思います。とは言っても軽くなったとか
安っぽくなったとかでは決してなく、その背景には 20 年にも及ぶキャリアをきちんとバックボーンとし
て感じることができます。
このアルバムなどはその高橋健太郎氏を参謀として迎えたサウンド作りの集大成とも言ってもいい
くらいの完成度の高い作品だと思います。

さかなの音楽(ポコペンの詞の世界)の特徴として、2人称の歌詞がほとんど存在しないことが挙げら
れ、まるで映画の1シーンを思わせるかのような描写で独特の世界観を作り上げています。

最後にちょっとだけ私個人の自己主張をさせて頂くと、このアルバムを聴くとたまらなく初期の「水」とか
を聴きたくなります。
五ッ星評価:★★★★☆
とにかく痛い
さかなは自分には痛すぎて聴けない音楽だ。

嫌いといっているわけではない。さかなの「痛み」というのは不安定感であり、心を揺らす、という意味で本質的に感動的だ。ミニマルなアレンジの空白感、軽やかなメロディラインが重たく響く。

好きだから毎日聴くという類の音楽では、少なくとも自分にとっては、ない。苦労しているからすごいとかいうことではない。ただ、何か普通ではない遍歴がなければ決して出ない音が出ている。

たとえば3曲目Homeless Feebie-2のメロディ。
ものすごく好きなのだが、痛すぎて平常心では聴けない。

そんな音楽もあるということに驚かされる。
さかなは真のアーティスト
いつのものでも誰のものでもないような歌が10曲。

pocopen&nishiwakiを挟んでBlind Moonに続くアルバム。
ポップ鈴木さんが最後ってことですが、そっとニュアンスを付け加える
ようなドラミング。実に奥ゆかしい。

啓示のような、本人達にしかおそらく見えていない情景を丁寧に歌っていて、どれもこれも昔から口伝えに伝わってきたような伝承歌のような趣。
ライブではおなじみだった“LOCOMOTION”も詩を読んでみて深い溜息が出ました。

このインターネットの時代に手紙で思いをやりとりするようなレアな音楽。
天然記念物のようなお二人です。
しかもこの種は絶滅寸前かもしれません。
彼らの音楽を人に薦めてもあなたが音楽通といわれることはないでしょう。
が、さかなが絶滅しないよう頑張って聴き続けて下さい。


LITTLE SWALLOW LITTLE SWALLOW
さかな   バッドニュース音楽出版   バッドニュース音楽出版  
このあたりから「さかな」が洗練されていく
1998 年にリリースされた同名作品に [7]〜[9] を追加して 2000 年に再発したアルバム。

高橋健太郎さんに出会って初めて一緒に作り上げた作品で、曲自体は過去に さかな自身が発表して
きたナンバーのセルフカバーですが、それまでの さかな からは考えられないくらい洗練されたアレンジ
となっています。

さかな の長い歴史には、その音楽性においていくつかターニングポイントがあったと思うのですが、
一つはカメラという別ユニットを組み、ドラマーのポップ鈴木が加入した辺りが挙げられると思います。
(バンドを支えるリズム担当の音楽性が劇的に変わった)←というか西脇一弘(g.) の林山人(前任dr.)
への傾倒が強すぎたような(笑)・・・。

そしてもう一つのターニングポイントがこの作品で、高橋健太郎さんの参画によって さかな が安定した
聴きやすさを身に付けたと言えるのではないでしょうか。
初めてさかな に触れる方はこのアルバムが最適だと思います。(近年の さかなの世界に自然に入っていけると思います)
五ッ星評価:★★★★☆
今こそ発見されるべき“うた”
“うたもの”の名盤。Vo.ポコペンの魅力的な声、シュールな歌詞がまず耳につくが、“うた”をひきたてるアコースティックな質感のサウンドも心地よくひびく。なかでも勝井祐二(ROVO、渋さ知らズetc)のヴァイオリンが個人的にはお気に入り。
エンジニアには、フィッシュマンズなどでおなじみのZAKを起用。ジム・オルークがMIXを手掛けたラスト3曲も秀逸。
今こそ発見されるべき“うた”
“うたもの”の名盤。Vo.ポコペンの魅力的な声、シュールな歌詞がまず耳につくが、“うた”をひきたてるアコースティックな質感のサウンドも心地よくひびく。なかでも勝井祐二(ROVO、渋さ知らズetc)のヴァイオリンが個人的にはお気に入り。
エンジニアには、フィッシュマンズなどでおなじみのZAKを起用。ジム・オルークがMIXを手掛けたラスト3曲も秀逸。

BLIND MOON BLIND MOON
さかな   インディーズ・メーカー   インディーズ・メーカー  
さかなの中で最高 !!
ボーカルのポコペンさんくらい, 歌詞の世界に成り切ってしまう人を, 他に知りません.

だれも気がついていない痛みにさえ, はばかりなく泣いてくれるような, 大胆な細やかさがあります.

弦の響きで, その場所から見えるすべてと, 未来までも再現できる, 奇特なギターです.

曲ではなくて, 絵本を読んでいるような, そんな曲たちです.

ぜひお薦め. 他に類を見ません.




# 最新作(2007年04月時点)のsunday clothesは, サウンド オブ ミュージック的な, 優等生っぽくなってしまったような気がします.

# さかなにはもっと自由に泳いでほしい...
もはや音楽という次元を超えて映画です
2000 年の作品。前作「Welcome」ではライブ感溢れるややロック寄りのバンドサウンド
を試みましたが、今回は本来(?)のレールに戻った感があります。この「さかな」の音に
pocopen のヴォーカルが乗っかると、もうそれだけで大好きなので、どのアルバムも
一つ覚えのように褒めるばっかりになってしまうのですが、この作品も pocopen ワールド
全開といった感じです。J-POPにあってこれほどのスケールと独自の世界感を持って
いるヴォーカリストってそういないんじゃないかな?他に思い当たるところでは(タイプは
全く違うけど)小島麻由美とかかな。それほどオンリー・ワン的な存在だと思います。

特にこのアルバムで強く感じることなのですが、近年の「さかな」のナンバーは単なる
楽曲というよりもそれぞれが映画のようなんですよね。この作品を一枚通して聴くのと
正味50分間で 11 編の短編映画を見終わったかのような感があるのです。その世界観
にどっぷりと浸るため、是非歌詞カードを見ながら聴きたい一枚です。

最後に一つ、涙腺のユルい方や感受性の強い方は電車とか人ごみの中では 「19」 は
聴かないほうがよいでしょう。
五ッ星評価:★★★★☆

そのままであれ
~人々の悲しみをそのまま受け入れてくれるような力強さがある音楽です。
ミュージシャンの多くは、リスナーの心を揺さぶろうとします。悲しそうな曲で悲しくさせたり、元気の出そうな曲で勇気づけたりと。さかなの音楽からはそんな強引に感情を操作するようなものは感じません。
みんなそのままであることを良しとする音楽ではないでしょうか。
ぐぅっとブ~~ルーズ感のある曲達は、心を静かに落ち着かせてくれます。~
じんわりと感動
~公式ホームページでの西脇氏本人によるバイオグラフィーがあまりに面白く、
興味をひかれてこのアルバムを買いました。
ぼくは、Led Zeppelin IIIの、アコースティックな曲が持つ
強さと穏やかさと広大さを連想しましたが、
それはぼくがあまりにも音楽て稀ボキャブラリーがないからなのかも知れませんし、
~~
さかなという存在が、この上なくオリジナルだからかも知れません。
どんな音楽を聴いている人であろうと、気持ちが動かされるのではないでしょうか。~

Sunday Clothes Sunday Clothes
さかな   インディーズ・メーカー   インディーズ・メーカー  


さかな   トランジスターレコード   トランジスターレコード  
ソノシートもマスト!
夢の中のBGMといった不思議な音響、”かごめかごめ”のように、意味は分からないけど異様に頭に焼きつく言葉 子供時分の話ですが、夕立が止み、もやの立ち上がる中、銀箔のようなてらてらした水たまりが突然現れると、「異次元へのトンネルがでたー 入ったら死ぬるぞー」と恐れにかられ水たまりを避けてました そんな水たまりからこのアルバムのサウンドが聴こえてきたら子供らは好奇に駆られ足を踏み入れてしまうかも... 催眠作用を及ぼす現代の”ハーメルンの笛吹き”的な作品 新しい童謡・子守唄として子供に聴かせたいですね


さかな   トランジスターレコード   トランジスターレコード  
語り継がれるべき、永遠の名作。
 
 天才ドラマーの林山人がいてこその「さかな」であると思う。

 この極端に個性的なリズム感覚は、ひとつ間違えばヘタウマの部類だが、常人を超える凄味がある。

 当時から聴き続けているのではない、若くピュアなファンとしては、現在の二人になったさかなこそ真のさかなであると感じているのかもしれないが、以後のドラムレス、もしくは他のドラマーではなし得ない領域に突入しているこの作品は、まさに絶品としか言いようがない。

 リッケンバッカーを抱えた二人(当時)こそが林の喪失を誰よりも衝撃を持って感じていたことと思われるが、日本の音楽界としても空前絶後の悲劇であったといえると思う。

 この時点でのさかなは、間違いなく世界最高の価値を持ったバンドであった。

 それが作品として結実している、かけがえの無い名作である。




光線 光線
さかな   インディペンデントレーベル   インディペンデントレーベル  
このへんからsakanaは変わってきたような
ライブでロッキンチェアをはじめて聞いたときに,

パーッと光が差しこむような感覚を味わいました.

歌を聞いてビジョンがこれほどはっきりと浮かんだのは,

はじめての体験だったので, とても印象的です.

ポコペンさんのボーカルには他にはない説得力があります.
pocopenと西脇のふたりだけの、ふたりのためのアルバム。
やわらかく広がる光線が、おだやかで、せつなく、
どこか悲哀に満ちたそんなアルバムです。
それぞれの曲に物語りがあり、音数が少ないからこそ、
さかなの世界をより近くに感じることができます。

最近さかなを知った人や、さかな好きな人に、
ぜひ聴いていただきたいアルバムの一つです。
さいこうのぜいたく。
紡ぎ出される音は、一冊の本のように、一枚の絵のように。
風景は果てしなく広がり、あふれる光はぼやけてやさしい。

さかなの「光線」を聴く時間は、最高の贅沢なんだ。


welcome welcome
さかな   徳間ジャパンコミュニケーションズ   徳間ジャパンコミュニケーションズ  
バンドとしての「さかな」サウンドが新鮮。
1999 年の作品。西脇一弘(g)、pocopen(vo.) のオリジナルメンバーにPOP鈴木(Dr.)
が加わり、更にはヴァイオリンで旧知の勝井祐二が参加している。これは当時の
ライブ活動の固定メンバーであり、そのままの構成で本アルバムを製作したとのこと。

「マカロニほうれん荘」みたいな(笑)ジャケットだが中身は最高にカッコいいサウンド
が詰まっている。「カッコいい」というとすごく陳腐な表現みたいですが、こと「さかな」に
関して言えば「味がある」とか「深い世界」とかの言われ方はよくするのですが、
「カッコいい」と言われることはあまりないような気がするのです。で、この作品は?と
みると実際、バンドサウンドがすごくカッコいいのです。
POP鈴木の刻むリズムに乗っかった西脇のいつになく ジャキッ としたギターサウンド
も印象的ですが、pocopen のヴォーカルもちょっとロックっぽい感じがして新鮮です。

ただ(ここからは私の超個人的な気持ちなのですが)、今回のアルバムの方向性は
「さかな」のある一面として「アリ」だと思うし実際すごく Cool! なのですが、pocopen
の世界観溢れる詞と心を鷲掴みにされるようなヴォーカルの真髄はロック調よりも
ブルースをベースとしたサウンドでより強く味わえるんじゃないかな、と思います。
そういった意味では僕としては「さかな」入門版というよりも変化球という位置づけに
持ってくることを推すかも。
五ッ星評価:★★★☆☆

ジャケットの顔が変だけど
中身が素晴らしいんですよ。
さかなを初めて聞く人にはこのアルバムが良いんじゃないでしょうか。

世界中のどこにも鳴っていない音楽、それが「さかな」
welcome
さかなの中で最も聴き易い、入門者向けのアルバムでしょうかね?
クセが少ないので自分的には物足りなさもありますが、リトルスワロウが気に入った人にならお勧めできると思います。そしてココからどんどんディープな領域へと踏み込んでいくがよろしい。
ようこそ!・・・さかなはみんなを待っている。


マッチを擦る
さかな   トランジスターレコード   トランジスターレコード   さかな  

洗濯女 洗濯女
さかな   インディペンデントレーベル   インディペンデントレーベル  
記念すべきデビュー作
西脇一弘(ギター)、ポコペン(ヴォーカル、ギター)の二人に初期の重要メンバーだった林山人(ドラム)と松井亜矢子(ヴァイオリン)という布陣によって88年にリリースされた記念すべきデビュー作。
 今現在の「さかな」というグループから想像されるようなサウンドとは全く異なる、摩訶不思議としかいいようのない世界が展開されている。例えるならば、フランスのアヴァン・ポップ系アーティスト「パスカル・コムラード」や「クリンペライ」もしくは「ヤング・マーブル・ジャイアンツ」といったグループを思わせるようなたどたどしいアンダンブルが特徴か。ほとんどの曲がインストであり、ポコペンのヴォーカルもまだあの独特の発声ではなく、かなり初々しさを感じさせる(しかもほとんどがスキャット)。
 聴き所はビートルズの「I saw her standing there」のカヴァー③やCDのみ収録された⑱「El Vie Roofie」(この曲のみややオーソドックスなネオ・サイケ調の演奏が堪能できる)辺りだろうか。これ以外の楽曲はどちらかというと、きちんと作曲されたものというよりも、断片的なフレーズをループさせたもの多い。とにかく、個性的という意味では全アルバム中でもかなり上位にランクインされるのではないだろうか。入手困難なのが惜しまれるが、もしも機会があったら是非触れてみて欲しい秀作。

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