タマで弾き語り(初回限定盤)(DVD付)
谷山浩子 ヤマハミュージックコミュニケーションズ ヤマハミュージックコミュニケーションズ
シンプルイズベスト
このアルバムは色んな点で従来の谷山浩子のアルバムとは違います。何が違うかというと、
全曲谷山浩子によるピアノ弾き語り一発録音であること。
石井AQ氏がアレンジと演奏に参加していないこと。
全曲セルフカヴァーであること。
などです。
なので、谷山浩子の「歌」、それから歌い手としてのエネルギーそのものがシンプルにかつ深く味わえます。まるで、すぐ近くで歌ってくれているような。
「時の少女」ぐらいからこれまではやはりその編曲の感じから、主に”空間”や(浮遊などの)”感覚”を体感させられるようなものが多かったように感じますが、今回のこの「タマで弾き語り」はあくまで「歌」で勝負、そういうアルバムです。
考えてみれば、谷山浩子ってのはきっとピアノ+歌が本来の形であるはずなのに、それがCDとして全篇にちりばめられると、こんなにも新鮮に感じられるなんて。
ちなみに、21曲中どれかを選べといわれれば、個人的には「ネコじゃないモン!」が秀逸。萌えまくれます。
「谷山浩子でおすすめのアルバムは?」と訊かれたとき、確実に最初にすすめるスタンダードな一枚になるな、と思います。
谷山浩子、今後まだまだ発展していく人だな、と感じました。(……次のアルバムでは噂の「なっとく森の歌」すらカバーしてしまいそうな勢いだなあ、と)
初回特典DVD
コッキーポップTV出演時の映像は貴重だと思いますよ。
ファンなら見る価値ありだと思います。
谷山浩子ベスト 白と黒
谷山浩子 ヤマハミュージックコミュニケーションズ ヤマハミュージックコミュニケーションズ 谷山浩子
「白」と「黒」、「光」と「闇」の魔法飛行
今さらなんだけれど、谷山浩子の歌を初めて聴きました。いかしたセンスとウィットがキラリと光る、『白と黒』と名前がついてるこのCDで。
DISC1は、「白」の円盤。となりのDISC2は、「黒」い円盤。ファンタジーの物語にしばしば描かれる「光」と「闇」のイメージがあったような・・・。ピュアな心のさざ波を歌にしたみたいな「白」の魔法(DISC1)。不気味で、はじけてる歌がいっぱいあった「黒」の魔法(DISC2)。聴いていて面白かったのは、「黒」のCDのほう。夢の中にどぼんと飛び込んで、シュールなスペースをすいすい宇宙遊泳してるみたいな感じ。「ドッペル玄関」とか「悪魔の絵本の歌」とか、面白かったな。
片や、「白」のCDでは、「海の時間」「ひとりでお帰り」「会いたくて」がよかった。ひめやかな雪のように、心に降ってきた谷山浩子の歌声に魅せられました。歌詞もいいんですよね。「海の時間」の第三連、四行のところなど、なかでも素敵でした。音楽の中にすっと引き込まれました。
闇からのお誘い
マニアックで個人的な意見を言えば、遊佐未森が光と自然の歌い手とすれば谷山さんは闇と都市の歌い手。それが判り易く出てるアルバムだと思います。「鏡の中のあなたに」や「夢半球」からの曲が黒面に無いのは残念でもありますが、逆に暗黒面が好きになるかも知れない方たちへのアプローチとしてはこの黒面くらいが最適だと思います。時代は変わり、世に流行る曲も変遷を遂げた気もしますが、実はなんら変わりなく、J-POPに刻み込まれた谷山浩子のメロディーは、マイナーが故に深く浸透してるんだなー、と勝手に実感します。
私の周囲は「そっくり人形展覧会」にはまってます。気象予想士・木原氏の美声も聞ける逸品です。
谷山浩子・入門盤
デビュー30余年、谷山浩子さんのベストアルバムです。今まで何枚かベストアルバムを出している谷山さんですが、私はこのCDこそ入門に相応しいと思います。実際、私がこのCDからハマった初心者なのです。
今回のベストアルバムの素敵なところは、「白」「黒」という分け方。
『お早うございますの帽子屋さん』『ねこの森には帰れない』といった代表曲が白として、『てんぷら★さんらいず』『王国』などいわゆるダークファンタジーやブラックメルヘンという、「谷山浩子らしい」曲が黒として固められています。
曲の数もさることながらレンジ自体が広いので、今回の2枚組は必然的と言えるかもしれません。「谷山浩子とはこんな人」という、まさに名刺のような2枚です。このCDでハマってしまった後は、どうぞオリジナルアルバムの方に手を伸ばしてみてください。
心に染み入る歌声・・・。
谷山浩子、いう名前だけは20年以上前から、知っていましたが、本格的にアルバムを通して聴くのは今回が初めてです。きっかけは、声優の小森まなみ、(20数年前、ラジオアニメック??という番組に出てた!)がカントリ-ガ−ルをカバ-するということで、まずはこちらをラジオで聴いたら、すっかりお気に入りになりました。それからというものの、谷山さんの曲も聴きたくなり、今回このアルバムを手にとって聴いてみた訳です。今回はレンタルで聴いていますが、私は性格的には、レンタルで聴いても、気に入れば新規に購入してしまうタイプなので、いずれは購入するんでしょうけれど・・・。
話は逸れますが、大手レンタルショップに限って、谷山さんのアルバム他、名盤を置いてある店が少ない。また、発売日になっても新作CDとして、入荷していないのは何故か?この手のジャンルがわかる店員さんというのが皆無というのが、寂しい限りでなりません。
あなたはどちらから聴きますか?
表題のコピーとともにファンクラブから案内が来ました。
ベスト盤を組むにもあの手この手を繰り出して面白いですね。
白盤のほうはまんまベスト盤といえるものです。「おはようございますの帽子屋さん」から、オリジナル盤前々作「宇宙の子供」より「神様」まで、聞きやすいメジャータイトルが並んでいます。
一方の黒盤のほうはごく初期のアルバムからの選曲はなく、7thアルバム「たんぽぽサラダ」以降となっています。(「てんぷら★さんらいず」はたぶんEPバージョンでしょう)こちらは、シュールな歌詞や奇妙なメロディ・リズムのものが収録されています。
もうひとつの谷山さんの特徴である、暗い情念に満ちた曲は今回の企画からはもれてしまったようですね。
さて、お約束のようになりましたが、初回限定で「カレンダー付きトレーディングカード」が封入されます。「MezzoPiano」のときと同じく、3種類ありますので、コアなファンとしては店先で「当て物」のごとく開封確認しながら複数購入することになるのでしょうか・・
フィンランドはどこですか?
谷山浩子 ヤマハミュージックコミュニケーションズ ヤマハミュージックコミュニケーションズ
さすが谷山浩子
谷山浩子には恩義があるのです。物凄く私的な話になりますが多感世代の中学生の頃から好きになり当時はよく青山円形劇場に101人コンサートを見に行っていました。そこで触れるうたにどれだけ癒され躍動感をもらったかはわかりません。それからもコンサートに足繁く通っていましたが、いつの間にかコンサートはご無沙汰していたところ久々に35周年コンサートに行った際このアルバムをかいました。やっぱりそこには谷山浩子がいました。いままでより時代に溶け込んでいる感じがしました。もちろん『まもるくん』などはいかにも谷山浩子でしたが(笑)『街』の流れを感じました。中でも良かったのは『終電座』『タイタニア恋をしよう』でした。ものすごい良い感じでした。相変わらず天才であると思うのと同時に谷山浩子のうたをよく聞いていた頃を思い出しました。
ヘンテコと美しさは同時に存在する
ヘンテコだという方と美しいという方と分かれているようなのでまとめてみました。美しいです。
全体に純粋で老成した感じでしょうか。04と08はすごいわからずやとでも付き合ってたのかなあとも思いましたが。
まもるくんも変な歌詞ではあるんです。ただとても美しい曲となっていてそこに何の矛盾もない。ほんの少し悲しげかも知れない。
01は微笑ましい。実際のフィンランドより観念上のユートピア的楽園か。
そしてなにげに陰陽座が参加してて吹いた。
素晴らしい恋の歌ばかり。
谷山浩子の良さは言葉で説明するような(説明できるような)ものではないのですが、今回の素晴らしさを少し。
『放課後』が素晴らしいです。「好きだ」とも「愛してる」とも「恋」という言葉すら使わずに、実に見事に「恋」を表現しております! 綺麗なピアノの旋律に合わせて、泣きたくなるくらい切ない、恋の歌。
『人魚は歩けない』も同様に、上記の言葉はひとつも出てきませんが、それでも相手を思う切なさに胸が締めつけられます。「会いたいハタハタ〜」のとこはキュンときます(笑)。
『タイタニア〜』も『石の恋人』も、ファンならおなじみ、堪まらない曲です。
『まもるくん』はお得意の不思議ソングですが、聴いているとこちらもなりたくなってしまいますね(笑)。
小室等氏とのハーモニーもステキな一枚ですが、
噂の中島みゆき氏との合作は……何とも普通の仕上がりで、意表をつくものがなく、さら〜っと流れてしまう感じがしました。曲も詞も悪いわけではないのですが、やはり個性が違うのだな、という感じでしょうか。好きな人は好きかもしれませんが。
ファンの方なら、裏切られない一枚だと思います。
ファンではなくても、直球で素直なラブソングに飽きた方は聴いてみると新たな世界が開けるかもしれません(笑)。
「ヘンテコリン」
ああ、もう直球でヘンテコリンなアルバム。
ヘンテコではなく、リンがついてヘンテコリン。
ヘンチクリンでもない。ヘンテコリン。
90年代のアルバムにありがちだった
「サウンドを作りこみまくって凝りまくって」といった力んだ感じはなく、
全体的にわりとさっぱりとしたシンプルな風味のサウンド。
だからこそヘンテコリン風味がなおのこと際立っています。
谷山浩子の歌の中では「ドッペル玄関」がもっともヘンテコリンだと思っていましたが
(それ以前は「ハサミトギ追いかけて」だった)
あれも人間の心の表裏として受け止めてみるとわからないでもない歌詞です。(ほんまか)
谷山浩子に共通するテーマとして、自分が感じるのは
「心の窓」、あるいは「心の窓を通して見た風景」なので
「ドッペル玄関」もその延長上だと解釈できてたのです。
しかし、しかし今回のアルバムの、「まもるくん」は……
これどうしたらいいんでしょう。
「カントリーガール」の「4番」の歌詞の解釈について
ファンの間でいろんな説・議論を巻き起こしましたが(?)
「まもるくん」にいたっては説の立てようもない。
民謡風&子守唄風のシンプルなメロディーに
「COTTON COLOR」で使われたコロンコロン・・・という効果音が混じり、
そこへ相曽晴日&岩男潤子の、不気味と可愛いの紙一重のコーラス。
そして歌詞。「なんじゃこりゃ」と言うのも忘れるほどの歌詞。
ああ、レビューし切れない。この感じは聴いてもらうより他ない。
(個人的な「まもるくん」のイメージはムーミンの「ニョロニョロ」)
ところで、なんとなくふとした予感(期待?)がするのですが、
……谷山さん、そろそろ「GO GO マリオ!」をCD化しようと思ってません?
ここ最近の作を見てる限り、あり得そうで……楽しみでいて、ちょっぴり恐い(笑)。
(※追記……他の方のレビューを見ずに書いたレビューなので、
書いてる段階で他の方が「ヘンテコ」と表現なさってた方に気づきませんでした。
「ヘンテコリン」を強調したのは別にその方を否定した訳ではありませんので
ご了承ください。失礼しました。)
肩の力が抜けた円熟味
前作と比べると、シンプルで谷山さんの歌声とピアノが魅力的。もちろん、「フィンランド」「まもるくん」といった変な曲も健在。名作「窓」に通じる「放課後」が一番のお気に入りです。小室等とのデュエットや中島みゆきとの共作も渋くてgoodです。谷山さんの魅力満載なのに、肩の力の抜けた円熟味が程よい1枚です。
静かでいいな~谷山浩子15の世界~35th Anniversary Edition
谷山浩子 ヤマハミュージックコミュニケーションズ ヤマハミュージックコミュニケーションズ 谷山浩子
コアなファンですが
アーリーイヤーズの浩子さんとしては、ポプコンの予選会の音源はちょっと時期が離れて
しまってる感がある。
つまり、ちょっと無理があるのが頂けない。
「静かでいいな」とポプコンを埋めてるのが1曲というのが寂しい。
カセットとか、最初のレコーディングのアウトテイクとか無かったんかな。
「静かでいいな」は散々聴いたし、興味は殆どの購入者が期待しているボーナストラック。
これはこれで、感激したので良しとするか、って・・・その程度のような気がする。
まー音質も良くなってるので、良い仕事したんじゃないか。
35周年記念第一弾としては、こんなものでしょ。
ファンにだけお勧め
コレクターアイテムとでも申しましょうか、11歳(何十年まえ?)から谷山さんを聞いている私にも、1から14は初々しくて気恥ずかしくて、結構つらいものがあります。熱烈なファンの方ごめんなさい。で15と20で星三つです。
手元に置いときたい。でも多分あまり聞かないかも。
コアなファンは満足したのだろうか?
通算して何回目の再販か忘れたが、他の方のレビューにもあるように売りは
ボーナストラックにある。但し、15.20.を除けば、多少入手困難なものも
あるが、すべて既存のアナログ盤でカバーできてしまう。初回デビューから
猫森への過渡期を狙うなら、ここは創価のソノシート盤(走れメロス等)、
現存するか定かではないがステージ101での音源を加えて欲しかった。
とはいえ、丁寧にリマスタリングされており、コレクションに加えるには
悪くないでしょう。あらためてCDを聞き直した時、最初期のコンサートで
収録曲の「ふうせん」をリクエストに応えて弾き語りをしてくれた記憶が
甦り、嬉しくなった。
最後に、これは余談になるが、どこかのサイトで「【創業】35周年記念?」と
あったのには苦笑しました。
同じ時代を生きた人たちに
何周年記念のリマスター版のような企画アルバムには、正直なところ食指が動かないのだが、そんな僕の心を捉えたのは、オリジナルに追加されたトラックだ。特にポプコンのライブ音源の存在には、動揺といってもおかしくないほど心が揺れ動いた。
こんな言い方をしては何だが、これら追加トラックこそ、このアルバムの価値だと思う。
同じ時代を生き、かつて大石吾朗のコッキーポップに夢中になった人たちには、ぜひ聴いて欲しい。あの頃の記憶がよみがえり、少し恥ずかしくて、少し嬉しくて、少し切なくて、なんだか暖かいそんな気持ちになる一枚だ。
ルーペが役に立つ・・・
35周年にふさわしい、まさに浩子さんと35年間(もしくはそれに近い年数)連れ添ってきたファンのためのアルバムですね。資料的価値満載で涙ものです。ジャケットもレーベルも憎いです。ルーペも正直役に立ちます。「おはようございますの帽子屋さん」の3連発は必聴です。ニューアルバムの方も11月に出るみたいですね。楽しみにしています。
来年あたり「Mezzo Piano」の第2弾を出していただけるとうれしいなー・・・なんて。
テルーと猫とベートーヴェン
谷山浩子 ヤマハミュージックコミュニケーションズ ヤマハミュージックコミュニケーションズ
素晴らしき谷山世界
‘月光シアター’に続き、イベント関連の曲を中心にすえたアルバム。こりゃもう一枚作って3部作にして欲しい。来年はどっか外人の大物歌手から2、3曲注文こないかしら? 楽曲は今回も傑作しか入っていない。 吾郎の詩はこれでいいのか? ‘水晶散歩’が収録されていないのは? 斉藤ネコさんのヴァイオリンがないのは? など無いものねだりをつぎつぎ感じるぐらい傾聴させられた。ところで、今回のCDのアタゴオル関連曲のアレンジはDVDで聴けるものとほぼ同じ?で、あの舞台でのAQさんの仕事は本当に完成度が高かったのだと改めて思った。リコーダーも吹いてるが、すごく上手く聞こえる。ブリュッヘンかと思いました。AQさん、きっと谷山さんに添いとげてくださいね。
全体としてバランスの取れた作品
図書館や美術館を思わせる品のいいデザインで、
1「ゲド戦記」 2「アタゴオルは猫の森」 3「その他」
の3つの世界観で構成されたこの作品。
まず1については原作も映画も見ていないので独立した曲として聴きま
したが、やはり「テルーの唄」がいいです。手嶌葵さんの歌は正直ただ
暗いだけの印象だったのですが、とても同じ歌とは思えないほど1フレ
ーズ1フレーズがしみじみと心に入ってくる気がします。
2はDVDと多少アレンジ(コーラスなど)が異なりますが、舞台作品を
見ていなくても十分単体の曲として聴けます。舞台中のCD化してほし
かった曲はほとんど入っていますが、欲を言えば「鯨のため息」や「鯨
のため息リプリーズ」も美しい曲なので入れてほしかったです。
3は「ポプラ・ポプラ」が○。1992年に森山良子さんに提供された
曲のようですが、小原孝さんの美しいピアノ伴奏に乗せて、友達と談笑
し恋をする中学生〜高校生の頃の気持ちが穏やかに歌われています。
「偉大なる作曲家」もユーモラスな曲で面白いです。
全体としてはいろんなタイプの曲が詰まっていながら安定した谷山ワー
ルドが展開されていて安心して聴くことができる作品です。
デビューして30年以上経つのに常に様々なことに興味をもち、魅力的
な曲を生み出しつづける谷山さん、ほんとすごいです。
おしい!
「ゲド戦記歌集」の歌を、どうしても浩子さんの声で聞きたかったので、これは嬉しい。
「竜」と「テルーの唄」、どちらかというと、歌集の編集の方が好みでした。ただ、音を間違えたりしないし、歌の強弱のつけ方もさすが浩子さん!!安心して聞けます。
惜しいのは「ナナカマド」が収録されていないこと。
「ゲド戦記歌集」で一番浩子さんの声で聞きたかったのがこの歌だったので、是非次回のアルバムに収録いただきたいです。
本アルバム一番のお勧めは、「人生は一本の長い煙草のようなもの」。
とても浩子さんらしい、とても美しい曲です。
浩子さんの音楽は楽しさ、恐さ、美しさ、色々な旋律があるのですが、中でも私が一番好きなのはこういう美しい曲。
主旋律の音の流れがとても心地よく、うっとりしてしまいますよ♪
谷山浩子と宮崎吾郎の、編み出す言葉の響きの違い
聴き込んでいくうちに、前半5曲は飛ばすようになりました。逆に後半6曲は聴き込みすぎています。
別に映画ゲド戦記に失望したとか宮崎吾郎監督に先入観があるとかではありません、宮崎氏の作詞作品の「言葉の響き」にやや違和感を覚えるからなのです。
谷山浩子が織り成す歌詞は「言葉の響き」の良さの度合いがとてつもなく高いものばかりです。もっと詳しく言うと、「言葉の響き」の良さが、一曲を通して流れるように連続性を持って生きているのです。それは「偉大なる作曲家」の訳し方や、「毛穴に種まき二毛作」などのフレーズにあらわれています。曲となったときには、アレンジの良さともその言葉の美しさの連続性が溶け合っています。そこに谷山浩子のあの歌声が重なって、最高の音楽になるのです(個人的感覚いれすぎでしょうかw)。
宮崎氏の歌詞も悪いとは言いません、普通に見ればとてもいい歌詞です。しかしこう谷山浩子の世界と並べてしまうのは、ちょっと宮崎氏にも気の毒だなあ、というのが正直なところです。谷山ワールドと並ぶと、若干言葉の響きに「もたつく」感じがあるんです。
アルバム「歪んだ王国」の冒頭曲、「王国」はゲド戦記のイメージで作ったとかつて谷山浩子は語っていたのを思い出すたびに、「ゲド戦記の歌、歌詞も谷山浩子がよかったなぁ・・・」と感じてしまいます。
ポプラポプラ
ポプラポプラは、去年の金沢のコンサートで
どなたかがりクエストされていた曲ですね
たしか、そのとき次のアルバムにいれようかなというような
お話をされていたような気がします
ゲド戦記の楽曲に関しては、本編みてないのですが
浩子さんの歌を楽しみにしています。
アタゴオルの曲は、近年では出色の美しい詩曲だったので
こうやってCDになるのは大変うれしいです。
歪んだ王国
谷山浩子 ポニーキャニオン ポニーキャニオン 谷山浩子
孤高の名アルバム
王国は浩子さんのダークな曲の代表作であり、時間を超越した不変的傑作ですね。もちろん好きずきですが、この曲以上の曲をつくれる人が国内には思いつきません。超えるのは浩子さんだけでは。30年聞いていますが、浩子さんって凄いなーってますます思う今日この頃です。
真の意味でのメルヘン
どの曲も閉塞的で美しかったです。狂おしい思いを硝子に閉じ込めて、それを10の角度から覗き込んだイメージ。
この無垢な童話世界だからこそ、より一層静かな狂気が際立つのでしょう。
夜の森を歩き、無邪気で残酷な少女を見たような
明るい曲や、希望を見出すような歌に疲れてきたため興味をもったアルバムですが、期待通りぴったりでした。
ヘビメタやハードロックなどの激しさは決してないけれど、静かな曲、コミカルな曲と一緒に流れる歌のお姉さんのような(当たらずしも遠からずですが)
優しげな声は、安らぎや希望を歌っているわけではなく、むしろ底冷えするような静かな狂気を歌っていてそのギャップがまた不気味でいいです。
最初の「王国」は狂おしい執着と、それに付随する愛を歌っているのかと思えばそれは偽りだったり、「落ちてきた少年」は楽しげな曲だと思って聴いていると、深読みして見方を変えれば狂気的な妄想の産物だったり。
と、派手な演出とグロテスクな画面で圧倒するハリウッドのホラー映画より、シンプルな演出と不気味な雰囲気でひたひた押し寄せる恐怖の、和製ホラー映画のような作品です。他にもCoccoが好きな人は一度聞いてみてはいかがでしょう?
ただ歌詞カードの文字が手書きで、しかも文字が小さく読みにくかったため星4つとします。
期待通りでした~
ふとダークメルヘンな曲がほしい、と思って検索し、買ったCDがこれでした。
カスタムレビューを見ただけで買ってしまうなんて安易な…期待するような曲じゃなかったら、
と不安や後悔も沢山ありましたが、一曲目の「王国」を聴いた瞬間に、そんな思いは吹き飛びました。
まさに私の求めていたダークメルヘンな曲が盛り沢山!!
目には見えない静かな歌声の主が、ゆっくりと童話を歌い聞かせている…。
そんなイメージすら湧いてくるCDでした。
唯一つ残念なのは、5曲目の「アーク~きみの夢をみた」。
ダークメルヘンなCDに一曲だけ、そのCDに似つかわしくない感のある
「恋物語」のイメージが否めませんでした…。曲自体は可愛くて良いんですけどね。
どの曲が一番かなんて選べません。是非ともこれは聴くべきです。
永遠に閉ざされた王国
谷山浩子のCDの中でもダークで童話的なアルバム。他者を拒絶した少年や少女の空想の世界を、切なく怖い歌詞と透明感のある歌声で美しく歌い上げている。
推理小説家・綾辻行人と少女漫画家・水沢めぐみが作詞に参加しているのも魅力のひとつ(前者は一曲目でバックコーラスにも参加)。
かつて耽美系の少女漫画家・由貴香織里が「読者さんが作品のイメージとしてカセットを送ってくる」と単行本に記していたが、それも頷ける話。
谷山浩子=可愛い曲を歌う人、と思っている人にはハードルが高いが、上記の作家や耽美な世界が好きなら「待ってました!」と思えるアルバムになるだろう。
ボクハ・キミガ・スキ
谷山浩子 ポニーキャニオン ポニーキャニオン 谷山浩子
「海の時間」は、時空をこえる旅の歌
谷山さんのハイトーンボイスで語られる、
太古から続く生物の進化の流れのほんの一部であるという真実の重み。
時の女神からのことづけのようです。
恋人と思い描く太古の世界。
一度きくだけで、一回り大きな世界観にふれた気がする、不思議な経験をともなう曲です。
このスケール感、ぜひ、お試しあれ。
僕は君が好き
やはり「海の時間」が最高です。世界中探しても、こんなロマンチックで奥ゆかしいメイクラヴ・ソングはないでしょう?「セックスは生きる喜び」という単純で隠蔽されがちな事実を、理想的かつ魅力的な表現で教えてくれます。子供が出来たら性教育にぜひ聴かせたい作品です。でもその前に、灯りを消して恋人とベッドで聴きたい曲ですね!
ずっときみとこうしたかった
谷山浩子さんの曲の中で1,2を争う人気を誇る「海の時間」が
収録されています。この曲は、彼女が小学生向けの「大昔の生物」
という図鑑を見ていてできたものですが、とてもすてきなあたたか
いラブソングとなっています。
ずっと想ってきた人と一緒にいられる喜びや恋心を、時空を超えて
生物としての進化をたどりながら噛みしめる、そんな幸せいっぱい
な歌です。
ジャケットがよければ☆5個
このアルバムと出会ってかなり経つが、やはり名盤。
昔、1曲目のベースソロに感動して、耳コピしました。ベースはバカボン鈴木さんだったと思います。楽器陣も素晴らしい演奏です。
催眠レインコートも凄く衝撃的なポップソング。彼女の曲のスリリングな部分が堪能できる。
内容的には申し分ないが、このアルバムに限らず、ジャケットが...
本人が記念写真のように出ているのはちょっと引きます。
また失恋ソングを書かせたら、谷山浩子さんの右にでる人は居ないだろう。
1曲目の「ボクハ・キミガ・スキ」歌詞をじっくり見ながら聴いてください。私はこれと全く同じような経験があり、泣けてきました...
海の時間から
「海の時間」という素晴らしい曲があります。
この曲を聴いて,この人は天才かも知れないと思いました。
ほぼ全ての谷山浩子さんのアルバムを持っている中で,これが一番。
他の曲もそれぞれ個性的で面白く,プレゼントしたこともありました。
Memories
谷山浩子 ポニーキャニオン ポニーキャニオン 谷山浩子
もっとライブを
皆さんお書きのように、谷山ファン必携のタイトルと思います。‘見えない小鳥’がこんなに透明感のある名曲だとは、オリジナルアルバムだけ聴いてるときは、わかりませんでした。3,4年に1枚はライブCDを出して欲しいです。
ライブ音源ならでは
ライブ音源ならではのピアノ伴奏、浩子さんの歌声が心地よく響いて、聞いていて安心できるような曲集です。
このボリュームでこのお値段はかなりお得なのではないでしょうか。
歌詞カードのデザインもとても素敵でした。
「この曲もこの曲もアルバムで持ってるからな…」と買うのをためらってしまっている方にもお勧めできると思います。
ライブ最高♪♪
個々のアルバムから、看板となった『曲』がチョイスされております。それらが生演奏ゆえなのか…非常にシンプルなピアノの旋律と僅か(?)な伴奏に背中を押され、谷山さんの透き通った美声が心の底まで響きました。同じ方が歌っていても、伴奏を変えると別の歌に聞こえてくるんだな~と、感心させられた個人的に大のお気に入りの一枚です。
ライブなので、最初から最後まで、曲の雰囲気は変わりませんが、『森へおいで』の歌詞が童話チックに変更されていたり、CD未収録の歌が入ってたりと、うかうかしていたら聞き逃してしまう面白さがありました。谷山ファンには是非オススメです。
揃えておきたい珠玉の作品
必ずしも全ての曲がアコースティックな響きで演奏されている訳ではありません.2枚目の最初数曲はドラムスがうるさいですし,最後の数曲はアルバムからそのまま挿入されており,何を考えて構成しているのか疑問です.ただし多くの方が賞賛されている様に,それを差し引いてもすばらしい感動を与えてくれる珠玉の作品です.途中声が裏返っちゃっている所がいくつかあり,ドキッとさせられますが,ライブ録音のため致し方ないかと思います.それと演奏とは関係ないですが,写真にうつっている谷山浩子さんは今まで見たことがない位,魅力的です.ファンの方,是非揃えておきたい一品です.
声がとにかく綺麗・・・
ライブ音源ということで、どういうCDなのか最初は不安だったのですが、
響きがすごくあるくらいで余計な音もさほどなく、普通のCDとして楽しめました。何よりライブということで、バックはアコースティックのみ。声の艶や響きがとにかく素晴らしいです。収録曲もたくさんあるし、初めて買う谷山さんアルバムにはとてもよいと思います。
もうひとりのアリス
谷山浩子 ポニーキャニオン ポニーキャニオン
私の青春の名曲です
学生時代、学校から帰ると必ず、FMラジオをスイッチオンある時、突然に流れて来たのが『鏡よ鏡』でした。当時流行のユーミンと中島とはまた違うメルヘンチックなメロディに感動しました。
谷山浩子の原体験
ものごころ付いたころに、父がはじめて聞かせてくれた谷山浩子のレコードがこれでした。曲は確か「鏡よ鏡」だったと思います。記憶に残っている父の言葉は「どうだ、暗い曲だろう」でした。子供のころなので、歌手名も曲名もまったくわからずにいましたが、その印象だけは深く残っていました。高校生のころに谷山浩子に再びめぐり合い、それから彼女の曲を聞き出しました。
今の感覚からすると、初期の作品集という匂いがあり、同時に懐かしいという思いもします。
童話・民話と谷山浩子ワールドの融合
谷山浩子の初期のアルバムで、まだカドがとれきっていない感じの繊細な歌声は、円熟した今の歌声とはまたひと味違った良さがあります。
収録されている歌は、まったくの谷山さんオリジナルワールドではなく、前半は西洋、後半は日本の童話をベースにした歌です。
でも原作があるからこそ、なおさら「谷山浩子の個性」というものが際だって見えてくるアルバムだと思います。
宇宙の子供
谷山浩子 ヤマハミュージックコミュニケーションズ ヤマハミュージックコミュニケーションズ 谷山浩子
本当の優しさ
本当に心に染みるいい曲ばかりなのだけれど、決して甘くはないと言うのでしょうか。
「よその子」の歌詞に出てくる祈りは、無責任な癒し、優しさではなく、辛いことを乗り越えた人だけが持つ、本当の強さに支えられているような気がします。
歌詞のラスト、逆説的に示される救いの部分も含めて、何度聞いても泣けてきます。
孤独な気持ちになることが多い人にお勧めかもしれません。
そのままでいいよ、なんて甘いことは一言も言わないのに、なぜだか明日も頑張る気持ちが沸いてきます。
物凄く感動しました
2,3年毎に谷山マイブームが来てましたが、しまうまあたりからCD棚にアルバムが増えていくばかりで、???状態でした。ついに浩子さんとの波長がずれてきたのか残念。そこで10年ぶりの私的選集を作って車で聴きました。よその子で涙が出て困りました。個人的には曲の歩留まりは悪くなりましたが、その高みは遥かです。本当にまだまだ歌を生み続けて欲しいです。
もう泣いちゃう
「よその子」がすごくよいです。
さみしいけど、さいごはちゃんと救われてる。
なんかいきいても、泣きそうになっちゃいます。。。
「ここにいるよ」もすっごいやさしい曲で、
はじめて聴いたとき(いろいろあっておちこんでたんですけど)に
目はれるまでぼろぼろ泣きまくってしまった思い出が。
前の浩子さんの世界観とは、すこしちがうのだろうけど、わたしはぜーんぶつつみこんでくれる、やさしいこのアルバムが大好きなんです
前向きな気持ちが加わった
谷山浩子を聞き始めてまだ3年ですが、一番好きなアルバムにありそうです。中でも「よその子」に感銘を受けました。現代の疎外感や隔絶感を歌ったものはこれまでにもありましたが、「よその子」はそれに加えて前向きな気持ちを歌っており、これまで谷山浩子作品にはあまりなかった強いメッセージ性を持っています。彼女のファンであることを誇りに思える1曲です。
いつものように細かく気配りされた音作りに加え、内外の音楽を聞く中では録音も出色の出来だと思います。なるべく質のよい再生装置で聴くことをお薦めします。
心が温かくなる素晴らしい作品だと思います
谷山浩子は昔、天才少女と呼ばれたけれど、たぶんその頃より今の方が彼女は若いと思う。昔はもっと肩に力が入っていて、人の心の奥の隠された扉を引きはがして、「さあ どうだ!」という感じが多少あった気がする。
でもこの「宇宙の子供」は全体ではサラッとした印象ですが、その背景に一貫して人に対する深い愛が素直なメッセージとして表されています。 異論のある方もあるでしょうが、個人的には彼女の作品の中で最も好きな一枚になりそうです。
彼女ほど、言葉とメロディーを不思議にうまく融合させるソングライターは他にいないでしょう。特徴のある澄んだ声と、相変わらずアレンジもぴったり決まっていて、この中のどの一曲でもワンフレーズ聞いただけで「あっ、谷山浩子」と分からせるのもやはり天才のなせるわざ。
何回か聞いているうちに、思わず涙が出そうになったりして、「やられた!」と苦笑いしたりもしました。(どの曲かは、ひみつです。)
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